香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2010年01月26日
『それらしい人』
毎度、え～丸です。
早いもので新年を迎えてからひと月が過ぎようとしています。
景気回復も依然兆しが見えてこない感じもしますがもう少しの辛抱と思い乗り越えていきましょう。
さて、今回のおはなしですが、気が付いた(自覚した)のは２～３年位前になります。
私はそれまで本気で無臭(少しはにおう)だと思っていました。
その前から妻や子供からはくさいと言われていましたが、自分ではにおわないので
「まぁ人間誰でも少しくらいはにおうでしょう。」程度にしか思っていませんでした。
ところがある日、遊園地で乗り物に乗るために並んでいたときの事です。
後ろからプ～ンと汗臭さと何かの混ざった異様な臭いがしてきました。
その時は天気も良く汗ばむ位の陽気でしたので、「後ろの方に臭いのする人が居るんだな」と、思い後ろを見ながら『それらしい人』を見つけ(失礼ですが)納得していました。が、
次の乗り物、またその次の乗り物に並んでもあの同じ異様な臭いがついてくるではありませんか。それも近くに・・・『それらしい人』もいないのに。
嫌な予感が頭をよぎりましたが、すぐに否定しました。でも・・・
恐る恐る自分のにおいを嗅ぐと『それらしい人』がいました。
ショックでした。自分は無臭だと思っていたのに・・・
においには人を幸せな気持ちにする匂いもあれば不快な気持ちにする臭いもあります。
私の臭いは後者の方なので周りの人が不快な気持ちにならないように少し高い石鹸を購入してそれで体洗ってます。(臭いがとれたかは判断出来ませんが)
臭いはなかなか自分では気づかないものです。
もしかしたらあなたも『それらしい人』じゃないですか？
[え～丸]