香り屋日記

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香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2010年03月09日

ビックリ。

早くももう3月です。暖かい日も出てきて過ごしやすい日も出てきました。
そんな中、車を止めて休憩をしていると、猫が目の前の木の下に見えました。
まあ、目の前と言っても、車を縦に三台分位の距離がありました。
猫は何かを待っている様子でした。すると猫の傍に車が止まりました。
猫は急に尾っぽを立てて歩き出しました。他の方面からも、もう一匹。
人が餌を上げに来たようです。なるほど、いつも餌をもらっているのかと、見るのをやめました。
しばらくして、木の下を見ると、まだ猫がいました。満腹になったのか、木の下で寝転んだり、取っ組み合ったりして、2匹でじゃれています。
すると、思い出したかのように急に歩き出しました。それも、自分の乗っている車の方へ。
そして、運転席に座っている自分の目の前で、ちょこんと2匹が座るではありませんか。
しっかりと、私の目をみて、「何か頂戴よ」と、おねだりをするような目で見るんです。
そんな目を見ると思わず、何か上げたくなってしまいそうです。
窓を開けていたので、食べ物の香りがしたんでしょうか?しかし残念ながら、食べ物は先ほど自分が食べてしまったので、何もありません。
猫は悟ったのでしょうか。二匹そろって、とことこ歩き出しました。何と、隣の車の運転席のほうに回り、私を見たように、隣の車の運転手にもおねだり視線を送っているようです。
残念ながら、そこでも食べ物はもらえなかったようで、もと居た木の方角に歩いて行きました。
それにしてもびっくりしました。休憩している人の傍に行って、じっと何か欲しそうな目線を送ると餌がもらえると、経験して覚えているんだなと、思わず感心してしまいました。今回はもらえませんでしたが、野良猫ですから、狩に失敗したようなもんでしょう。
ところで、コレは香りにつられて来たのではなく、ただ、車で休憩している人間に、何かほしそうな目線を送れば餌をもらえると、覚えているだけなのかな。そうなると、香りや日記とは少し内容が違うかな。
まぁ、香りも、もしかしたら関わっていたかもしれないということにしておきましょう。
猫はしゃべれないから、わからないけど・・・。

[カブクワ]

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