香り屋日記

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香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2015年01月20日

家のペット

1年もう過ぎた!思いきや、1月も、もう中旬。
充実して早いのか、年を取ったから早いのかわかりませんが、今年もとにかく、元気にやりたいと思います。
家に居ます、なまず、亀、イモリ、ザリガニもみんな、1年経つのが早いと思っているかわかりませんが、さすがにこの寒さ、みんな水の底で動きを止めて眠っています。
その中で、ペットショップで買ってから、今年春で4年になるイモリの内容を書きます。内容は自然のイモリではなく、うちで飼っているイモリの話です。
イモリは両生類で、自分が子供の時100円位で売られていた、トカゲと同じような形をし、腹が赤い生き物です。大人になって買った時は200円でした。
寿命は7~8年と言う丈夫さも気に入り、また、繁殖をさせたいと思い飼うことにしました。
餌を毎日与えると、人影が来ると餌をくれるとわかるのか、私のほうに寄ってきます。
オス1匹、メス2匹の計3匹いるのですが、餌を入れるとオスは、そそっかしいのか、主人に似ているのか、私の影を追ってパクパクするだけで餌が口に入りません。
それに比べメス2匹は、浮いている餌を目ではなく香りで判断しているようで、しっかり鼻で香りを確認しながら食べています。(これも、香料?)そんな中オスは、相変わらず私の影を追いパクパク口を開け泳ぎ回り、なかなか餌にありつけません。見ていてイモリも性格があるのか、バカなのか、子孫繁栄のためにメスがしっかりしているのかわかりませんが、最後はほとんどの餌をメスに食べられしまいます。仕方がないので、オスのパクパクに合わせて餌を入れてやります。それで何とかありつく感じです。
そんなイモリの恋の季節は、冬の寒さが収まる春です。しっかり、寒さを乗り越えないと発情しないようです。発情したオスは、メスの前で尾を振るわせたり、身をくねくねさせたりしてアピール?ダンス?します。その時にメスを惚れさすフェロモンを出しているとのことです。その情熱さから、イモリは惚れ薬として用いられたという話も・・・
気に入られるとメスがオスの後を追いオスから精子の入った袋を受けとり、恋は成立となるようです。
ところが家のオスは、果敢にアピールはするものの、私を見るごとく、今まで1度も上手く行っていません。よくよく調べてみると、地域によりオスからメスへのアピールの仕方が違うとのことです。同じペットショップで買ったから同じ地域のものと思いきや、違う出身のイモリだったのか、と思いつつ。
今年の春こそは、オス君のアピールが成就することを祈り、今年も見守りたいと思います。
オス君、がんばれ~。もっと、強烈なフェロモンの香りを作ってあげないとダメかな~。
  
[カブクワ]

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