香り屋日記

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香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2009年02月17日

味覚の行方18

「ターミネーター」というロボットを題材にした映画がありました。ご存知のように、ロボットが徹底的にターゲットの人間を襲ってくるというものです。私はロボットが襲ってくるという同じような映画を30年前位に見ていて、そちらの方が強烈に印象に残っています。私の大好きなユルブリナー主演の映画ですが、タイトルは覚えていません。知っている人がいれば、教えてください。
 いろいろな時代を設定したレジャー施設を作り、そこに人間に絶対危害を加えないロボットを投入し、その施設で娯楽を楽しんでもらうというところから始まります。しかし、絶対に人間に危害を加えないというロボットが突然狂いだし、人間を襲い始めます。西部劇の町で始まるのですが、早撃ち対決するシーンで、人間に絶対に危害を加えないはずが人間を撃ち殺してしまいます。撃たれてしまった人間が、「撃たれちゃったよ、へへ・・・」と笑いながら死んでしまうというシーンに、ものすごい恐怖を感じました。そこからロボット(ユルブリナー)が執拗に人間を襲ってくるのです。そこからの人間を追いかけ、襲うところも食い入る様にみていましたが、一番印象に残っているのは、最初にロボットが狂いだし、人間を襲うシーンです。撃たれた人間も、撃たれたという事実を受け入れることができず「撃たれちゃった」と笑いながら死んでいき、その隣にいた友人が「な、なんだって」と問い返すシーンが今でも頭に焼き付いています。
 その映画をみてからは、安全というものの安心感に覆いかぶされ、安心していてはいけないという意識を持つようになりました。
 信号が誤作動し双方青になるとか、踏み切りの警報機・遮断機が誤作動するとか、そういう可能性を0としてはいけないということです。踏切など見ると、可能性0人間が多いことに気づきます。交通法規上、停止はしますが、左右確認しているかどうかは疑わしい。ましてや、窓を開けて音の確認をしている人は、私も含め、見たことはありません。

長くなりそうなので、このあたりで次回へ続く

[やっとかめ]

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