香り屋日記

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香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2010年10月26日

THE POWER OF OSSAN

先日、地元の友人達と久しぶりに飲みに行きました。中学校卒業後は、くされ縁?の一部の友人以外は、10年ぶり或いは20年ぶり以上ご無沙汰してたというメンバーでした。それぞれ仕事や家庭を持って離れてしまうと、中々会う機会も減ってしまうもんですね。
話題は当然の如く、家庭の事、仕事の事、そして最も盛り上がる昔の思い出話etc・・・。そこで、1つだけ自分の中でいつも説明がしにくく(ヘタくそって事もありますが)、「面倒やな」と思う事が職業の紹介。久しぶりに会う人や初めて会う人とは、必ずと言っていいほど「ところで仕事何してんの?「景気はどう」?って話になりますが、私の場合はこれが厄介。「食品香料の会社」「食品会社か?」「いや、食品に使う香りの原料を作ってる会社」「ふーん・・・」何やらよく解らないという微妙な反応が伝わり、どう話を繋いだらいいのか困ってる様子。「そ、そやけど食品やったら景気の割に安定してそうでええんちゃう!?」(・・・やっぱり分りにくいわな)場の空気を変えないように、その辺で話を流すパターンです。香料会社も日本でもそれなりの数がありますが、黒子役と言っていい業種なので一般的な認知度はかなり低いように思います。それがまた、別の面白味のある世界だと感じて仕事をしている人の集まりと感じていますが(笑)
それはさておき、やはり皆当時の思い出や夢は今でもはっきりと覚えており、話は尽きない感じでした。
しかしまぁこの年代(40代)は、働き盛りであるのと、また社会的地位も少し安定しだした人も多く、仕事はもちろん、遊びも家庭の事も日々こなして元気いっぱいです。お菓子や飲料でも復刻版がよく発売されており、またTV番組でもその世代の人気アイドル達を特集したもの、そして当時の曲がまた今の若いアーチストにカバーされていたりしています。
個人的な見解ですがこの元気なオッサン連中、復刻版の食品も販売が低迷していると言われる音楽CDも、気に入れば惜しみ無く投資するパワーもります。
彼らに、もう一度青春を味あわせる商品やそれに見合う良い香料が提案できますように・・・。

[カオリーマン]

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