香り屋日記

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香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2014年08月19日

昨年につづき

昨年から始めたナマズ釣り、ルアーで釣れはするものの、ナマズでなく、バス1匹、ニゴイ数匹と、めざす魚と違うものばかり。やっと釣ったナマズは、釣ってみたかったルアーのトップウォーター(セミ、ガのような形で上に浮くルアー)ではなく、ミミズのような形をしたワームで釣れたもの。でも、うれしかった。

その感動を今度は目的のルアー、トップウォーターでと、夜、何度か近所の川に通っています。
通って何日か目、まずはワームで一匹ゲットです。今年は目的の魚ナマズが、第一号で釣れました。
その日は満足して帰りました。

また日を改め。
わたしの釣っているところは、橋の上から川へルアーを投げます。ちょうど、高めの滑り台の上から投げている感じです。
上からは、夜で魚も安心しているのか魚の影も見えます。ほとんど、見えているのはコイのようです。たまに落ちてきた虫のようなルアーにびっくりして逃げて行きます。
何度投げても、ルアーをいろいろ変えても全然釣れません。
もう帰るかと思った時、トップウォーターのルアーが、上から見える魚の上を通り過ぎた瞬間、下からものすごい勢いでルアーに食いつくものが、コイと思っていた魚がなんと、ルアーを食べる魚だったようです。いや、コイかもしれないと思いながら、まずは足場探しです。さすがに、橋の上まで魚をごぼう抜きできません。フェンスを越え、梯子を下りて行かないといけません。
そこに行くまでも、魚は大暴れです。竿はしなるは、橋の上からやっているので、糸がどんどん出ていきます。
片手で竿を操りながら、フェンスを越え、片手で梯子につかまり、梯子に背を向け、一歩ずつゆっくり降りていきます。まだ、暴れます。無理に引くと糸が切れそうなので、再度ドラグを緩め、糸を出します。
やっと、下の足場に降り、魚を寄せます。口を水面より上に出させ、弱るまで待ちゆっくりリールを巻きます。顔が見えたのは、目的のナマズです。なかなかの迫力顔です。
網は持っていないので、岸ギリギリまで寄せ、ルアーをつまんで、持ち上げました。
デカっ!自分が釣った中では一番でかそうです。計ってみると56センチあります。
なかなか、上がらない訳です。
でも、本当にうれしいです。トップウォーターに飛びつく迫力が、こっちもびっくりするような勢いでした。
昨年からやって、やっと、念願のルアーでの釣果でした。満足満足。

ナマズは、川へ逃がしてあげました。手は、ナマズの香りでいっぱいです。しばらく、落ちないのかなぁ~。うん、強力なにおい。でも、楽しかった。おわり。

[カブクワ]

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