香り屋日記

ホーム > 香り屋日記 > においの不思議

香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた香りの事を連載していきます。

2018年08月07日

においの不思議

におい(嗅覚)の衰えは自分では気が付きにくいように思い、そこから少し嗅覚のことが気になり調べてみました。
嗅覚の衰えは味覚が鈍くなる。それで食欲がなくなり体力も落ち、覇気もなくなる。なるほど!関連していると思いました。
認知症状の人は早い時期からにおいを感じない人が多いとのこと。ゴミ屋敷や排泄物の悪臭など普通なら耐え難い臭いもにおいを感じなければ気にならないということです。
また近年、嗅覚は脳の記憶や感情(喜怒哀楽)を司る部分を直接刺激することがわかったようです(視覚や聴覚は直接刺激しない)。確かににおいで昔のことを思い出し懐かしい気持ちになることがあります。
驚いたのは、何歳でも嗅覚は鍛えれば(刺激すれば)衰えを予防して、改善できる再生可能な嗅神経細胞だということでした。具体的な方法は、日常生活でいろんなにおいを意識して嗅ぐこと。「美味しそうなバニラに香り」「甘そうなフルーツの香り」「清々しい草木の香り」など頭で思い描きながらにおいを嗅ぐだけ。においを嗅いで嗅神経細胞を増やすと脳内神経ネットワークを強くたくさん繋がると考えられているらしいです。いろんな匂いを意識して嗅ぐだけで認知症予防にもなるかも?!頭の回転もよくなるのでは?
まだまだにおいには不思議と驚きがありそうです。

N.T

PageTop