お客様が笑顔になれるフレーバーを

仕事の内容

調香師として、様々なフレーバーの開発をしています。ターゲットとなるフレーバー(例えば、ピーチであれば本物の果実)を試食するところから始まり、分析機器を使用して香気成分を分析したり、文献からの情報を参考にしたりして、原料の選定と処方の作成を行います。処方に基づいて作成したフレーバーは実際にお菓子などに賦香して香味を確認し、必要に応じて処方の調整を行いながら最終的に1つのフレーバーを完成させます。

やりがいを感じる時

分析結果の通りに作成したからといって、必ずしもターゲットのフレーバーと同じ物になるとは限らず、微妙な風味の違いなどは調香師が官能や経験で埋めていく必要があります。数百種類ある原料の中から合いそうなものをピックアップし、試行錯誤しながら開発したものがお客様から評価された時はやりがいを感じます。

富士香料化工はどんな会社？

非常にアットホームでフランクな会社です。調香や分析といった業務は一人で黙々とやる事が多いですが、分からない事や困った事があれば、上司や先輩が親身になってサポート・アドバイスをしてくれます。

オフの過ごし方

自然が好きなので、シーズンに合わせて海・山・川などへ小旅行します。旅行中に見つけた雰囲気の良さそうなカフェやレストランにふらっと立ち寄ってみるのも楽しみの一つです。

就職活動中のみなさんへメッセージ

私は前職でコンピュータ関係の仕事をしていましたが、子供の頃から香りに興味があり、専門学校で3年間、香料の勉強をして、調香師という仕事に転職しました。就職活動では色々な不安や迷いがあると思いますが、是非たくさんの会社を訪問してみて下さい。生の声を聴くことで、自分がどのような仕事をしたいのか、どういった会社に入りたいのか等も少しずつ明確になってくると思います。

１日のタイムテーブル

9:00	前日の試作品評価
9:30	分析・解析 成分によっては、分析機器での測定よりも人間の官能(嗅覚)の方が検知しやすい時があります。クロマトグラフで分離された成分を匂い嗅ぎ装置を使用して、実際に自分の鼻で測定しています。
12:00	昼休み
13:00	処方作成
13:30	調香
15:00	処方改良
15:30	調香
17:00	掃除・データ整理
17:30	業務終了