香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2006年12月19日
味覚の行方8
人間の本能的行動が何かを探して取るという行動だと前回書きましたが、この事を証明するかのごとく、今年の行楽シーズンには例年どおり「***狩り」とかいうものが盛況だったそうです。
みかん狩り、リンゴ狩り、ぶどう狩りなどさまざまな「***狩り」がありますが、なにもあるということがわかっているものをわざわざ遠いところまで出かけて取りにいくというのはなぜなのでしょうか。スーパーへ行けばフルーツなどわんさかあるのに。
これは、探して取るという行為が人間の本能だからとしか言いようがないのではないでしょうか。人間の本能的行動なのだから、やり始めるととまらなくなるのではないでしょうか。春先に私がハイキングそっちのけでワラビ取りに熱中してしまったように、とまらなくなる。ワラビがにょっきり地面からでているのをみつけた、あの言いようもない喜びは、なんと本能から来るものものだと考えると、疑問に思い悩み絡まった糸が急に解ける。
やはり、この行為が人間の本能的行為だと考えます。
次回につづく
[やっとかめ]