香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2007年04月24日
季節感
最近は果物や野菜などの季節モノの食べ物も栽培技術や流通手段の発達で真冬にスイカが食べられたりと季節感が判り難くなってますが、やはり外に出てみると日差しの暖かさや目に映る色合いの変化が、季節の変化を教えてくれます。
私は休日に時々、山や海に出かけては温泉を探し露天風呂に浸かってのんびりしたりしているのですが、露天風呂で何とも無しに周囲に注意を向けてみると普段は気にも留めない音やモノに気がつき、家の近くにいる時よりもハッキリと季節の変化に気づくことができます。(温泉と言っても有名温泉地でなく、大抵は宿泊施設もない町営や村営の立ち寄り湯で、1回500円だったり、場所によっては無料なんですが道路から丸見えとか・・)
この時期は露天風呂から周りを見回してみると、このあいだまで枯葉色が多かった山の色が全体的に緑色が多くなり、所々に桜色や桃色・薄紅色の混じった大きな固まりが見えます。耳を澄ましてみるとウグイスの声も聞こえます。海からの潮の香りに混じって蜜柑の匂いも感じられることもあります。
1時間も走って探してみると山の中の立ち寄り湯は結構あるもので、皆さんも休日にはちょっと長めの散歩にでて季節を感じてみるのも結構新鮮なものですよ^^
(と言ってもスギ花粉で季節感じるのは嫌ですが・・・当方 花粉症><)
[マンボウ]