香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2007年11月20日
蜜香烏龍茶
最近、以前から飲んでみたいと思っていた”貴妃茶”(=蜜香烏龍茶)なるものを飲む機会がありました。
(紅茶道楽な友人に飲みたいなぁとぼやいたのを覚えていて態々、守備範囲外のものを取寄せて飲ませてくれました。…この恩はいつか返します><…多分、恐らく、きっと。)
この蜜香烏龍茶、ウンカに葉の汁を吸われ使い物ならなくなった葉を捨てるのが勿体無いので何とかしようと試行錯誤の末生まれた、ある意味究極のエコ商品なんですよね。
(虫がついても商品になる→駆除しないので農薬いらず=地球に優しい?)
で、本題の風味はというと…お湯を注ぐとまもなくマンゴーのようなトロピカルフルーツ系の香りとマスカット系の香りが漂いフレーバーティーのようで、味はというと名前から日本で飲むペットボトルの味の延長を予想してたのですが、口の中に広がる香りがどちらかと言うと洋酒を一滴垂らした紅茶(多分高級)に近く、その割にさっぱりとした味でした。
虫の悪戯とお茶の根性と茶農家の執念に感謝しつつ、
今度は自分で買って飲もうと思う今日この頃です。
[マンボウ]