香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2008年09月23日
ほんとうのおいしさって?
さる7月、私は人事異動で営業部から製造部に配属が変わった。それまでは朝出社、会社でメールチェック、お得意先への訪問アポ、そして営業車に乗り営業、そして帰社、営業報告、退社、としゃべることと座っていることがほとんどの毎日。それがいきなり現場作業。40才になる直前でのカラダを使った仕事はしんどいなんてものではない。製造部で勤務されておられる諸先輩方は淡々と仕事をこなし、今年の新入社員クンもさらりと仕事をこなしているのを見てあせらないわけがない。2ヶ月が経った今でもわからないことばかりで迷惑をかけている。カラダを酷使し、気も使い、みるみるうちに体重が落ち1ヶ月で5kg減った。今まではカラダを動かしてたつもりだったといういい証明だ。学生時代クラブで鍛えていたころに体重が戻りうれしいやら、、、。帰りの電車では乗って座った瞬間に寝てしまいすぐに40分ほど乗っているはずが目を覚ますと到着している。とにかく毎日お疲れさんです。60の手習いならぬ40の手習いといったところか。
製造部に移ってしばらくしたさる暑い夏の午後、ある上司からY印6Pチーズを3箱いただいた。なれない部署での作業が一段落したところやはりカラダは疲れきっていたところ何気なくいただいたチーズを一つほおばってみたところ、今までこんなにおいしいこのチーズ食べたことあったっけ?と思わせるくらい非常においしく感じた。あまりにもおいしかったのでついつい手が出て2日で全部食べてしまった。カラダを動かすというのはこんなに食べるものを新鮮に感じてしまうものなのかと考えた一日だった。だからといっていっぱい仕事させなくてもいいですよぉ~(笑)。
[39才改め40才おやじ]