香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2008年11月11日
海上釣り堀
今回トラえもんさんにタイガースの今シーズンの戦いを総括してもらおうと
思ってたんですが、思わぬV免でかなり落ち込んでおり原稿どころでは無い
様子で、またこのショックから立ち直ったら書いてもらおうと思います。
以前臭い付きワーム(疑似餌)について書いた事がありましたが、今回魚の
嗅覚を試す良い機会が有ったので実釣試験をやって来ました。
毎年秋にボート釣り仲間の方の主催される釣り堀大会に参加してるんですが、
今年は付香した餌を試してみようと、香料サンプル持参で乗り込みました。
ここの釣り堀では毎年鯛にはカボチャ団子、また青物には臭いの強いイワシ
やサンマが好釣果を残しているので、カボチャとノリを試してみました。
他の人達にも試してもらおうと紙コップに海水を入れ香料を混ぜ配りました。
朝一の入れ食いタイムが終わりアタリが遠のいたので早速実験開始。
するとポツポツとアタリが出ます。隣の方達にも単発的にアタリが出てます。
なかなか食い込むまではいきませんが、確実に魚は寄っている様です。
そうこうしているうちに青物の放流の時間となり、青物タイムに突入です。
始めは生きアジにノリフレーバーを付けやってましたがまったく音沙汰無し。
そこでスーパーで100円で買ったイワシにノリフレーバーを付け投入。
すると途端にウキがスーッと水中へ。
「来たっ!」
思いっきり合わせると乗りました。流石に青物、グイグイ引き込まれます。
数分の格闘の末上がってきたのはまずまずの型のカンパチ。
嬉しさのあまりお隣さんにもイワシにノリフレバーを付けエサのお裾分け。
すると直ぐにお隣さんも青物ゲット!
その後私にも直ぐにアタリが有り2匹目ゲット。
イワシは臭いを強くするため直射日光下に置いておき、またハラワタを少し
出した状態で使ったので、ノリフレバーで無くイワシ特有の臭いに反応して
食ってきたのかも知れません。
しかし、泳ぎ回る新鮮な生きたアジよりも死んでいる腐りかけのイワシの方
を食ってくるという事は、確実に臭いが影響したのでしょう。
因みに、周りにアタリが無い中鯛をコンスタントに釣られた方は、食べると
美味しいが周りは臭くて迷惑という○○○○を団子に混ぜていたそうです。
魚と臭いの関係、面白いですね。
既に来年の作戦も幾つか浮かんでます。またその結果は報告します。
[船長]