香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2009年04月21日
外郎
私のイメージでは外郎（ういろう）と言えば名古屋の名産。
小さい頃から何度もお土産でもらって食べていました。
先日、山口県岩国市に行った時、有名な岩国寿司と並んで外郎も名産だと聞き
驚きました。
しかも、名古屋の外郎の主原料は米粉なのに対し、岩国の外郎の主原料は、
わらび粉だそうです。
また、名古屋の外郎は棒状の羊羹のような形が多いのに対し、岩国の外郎は
一口サイズの個包装でした。
食べた食感も全然違って、名古屋の外郎は、モチモチした食感で、どっしりした
感じで食べ応えがありますが、岩国の外郎は、ツルンとした感じで、まさに
わらび餅に近くあっさりとしていて夏のデザートって感じでした。
ひとつの菓子でこれほど地域によって異なるのものには今まで出会わなかったと
思います。
改めて、固定観念や思い込みに注意しないと・・って痛感しました。
・・
って、なんと三重にも徳島にも・・違った主原料の外郎があるとか・・
是非、食べに行かなくっちゃ
[ウ～ロン]