香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2009年05月05日
珈琲と読書
業務中の休憩は「コーヒータイム」といってもいいくらいコーヒーをよく飲む風景を見る。出社時に缶コーヒーを買ってくるか、会社に常備している粉末コーヒーにたっぷり粉末クリーム・砂糖を入れてのむ方々、休憩時は必ず1杯、また終業時にも1杯、といった光景をしばし見ていると1日いったい何杯飲まれるんですか?と口には出さないが聞いている自分がいる(苦笑)、「そんなん放っとけやァ!!」と言う声がすかさず返ってきてるような。
そういう私も毎日必ず1杯はコーヒーを飲んでいる。家ではお茶か紅茶しか飲まないものの出社前には某コーヒー専門ショップに立ち寄っている。というのも朝のラッシュに巻き込まれると電車に座れず1時間近く立ったまま通勤することになり、仕事以外で体力を消耗してしまうのがなんだかもったいなく思えたので早朝の電車に乗り朝7時前後に大阪に到着というパターンに切り替えてみたところこれが意外と自分に合っており今年で3~4年続いている。ここ大阪京橋界隈には早朝からいろんな業態の喫茶店があり、それぞれ大阪(ナニワ)らしい雰囲気いっぱいなことも興味を引かれる。そして店で過ごす時間を読書に当てている。約1時間いると、読み慣れると結構な量になり、電車でも読むものなら1ヶ月で15冊近くになる。もっとも20歳になるまで全く読書せず、学生時代の読書感想文や国語のテストの結果など目も当てられなかった人間がここ40歳になって読書していることが自分でも信じられないが。
それでもこの界隈にあるコーヒーショップにはそれぞれの香りの特徴がある。渋みたっぷり効いた香りのする店やロースト感で充満しているような店などさまざまだ。またインテリアや椅子などにもそれぞれ特徴があり、座りやすい椅子やソファなど出くわしたときにはそこから立ちたくなくなる。それぞれ自分の香りの好みに合った店でいい時間を過ごしてみるのもいかがでしょうか。
[40才おやじ]