香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2009年12月15日
シュトレン
12月に入り気持ちだけが焦ってきました。、世間では例年より静かな年末を迎えているような気がするのは私だけでしょうか?なんとなくクリスマス商戦も控えめに見える今日この頃です。
先日娘が、砂糖まみれのパンのようなケーキのようなシュトレンを作りました。
ドイツのクリスマスの時期のお菓子で有名なものです。
小麦粉100%に対し、バターが最低30-50%の分量含まれていて、中のドライフルーツの分量は、小麦粉100%に対し、最低60%が含まれているものが正式なシュトレンだそうです。
その食べ方も変わっていて、
クリスマスの4週間前にシュトレンを作るそうです。また、ろうそくも4本用意します。
日曜日ごとにろうそくを1本ずつ灯し、シュトレンはスライスしてすこしずつ食べます。
クリスマスの日に、ろうそく4本すべてに火を灯し、シュトレンを食べきるそうです。
その頃が熟成されおいしくなるそうです。
また、その形とたくさんの砂糖で白くなった姿は、キリストがおくるみに包まれた姿を表しているそうです。
作ったばかりの味は、けっこうシナモンが効いていて、少しツンツンした味ですが、クリスマスの頃にどうなっているか楽しみです。