香り屋日記

ホーム > 香り屋日記 > 味覚の行方21

香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2010年02月02日

味覚の行方21

ここのところイノシシが住宅に現れ、人に突進し怪我を負わせるというニュースを何回かみた。ひと昔は猿などあったが、あまりに一般的になってしまったのかニュースでは聞かれない。山に食べ物がなくなり、人里におりてくる。食べ物を求めて。人間には知恵があり、食べ物を作り出すことができるので猪のようなことはない。
しかし、人間は人間で、おいしいものを求めていろいろなものを創りだしてきて、行き着くところまできてしまい、別の意味でこの猪状態にあると思います。行き着くところまで行けば、以前味覚の行方で結論づけたような人間の本能的食物を求めるという段階に入ると思います。というか気づく時期にきたのではないかと思います。
人間の本能的食物とは、木の実・果物です。以前味覚の行方で書いたように、おそらく毎日食べても飽きることはないでしょう。むかし、ポールマッカトニーの曲に「Back to the egg 」という曲がありましたが、まさにこの時期です。
                    
[やっとかめ]

PageTop