香り屋日記

ホーム > 香り屋日記 > ネショウベン

香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2010年09月28日

ネショウベン

と妙なタイトルではじめてみましたが、別に誰かがしたわけではなく
勿論、私がしたわけではありません。魚のある地方での呼び名です。
本当の名前はアイゴと言いますが地方によって色々と違った呼び名があり
愛知の方での呼び名がこれらしいです。
呼び名の由来は…予想がつくと思いますが独特の臭み(アンモニア臭)がありまして
死んでそのままにしとくとさらに強くなります。
しかしこの魚釣る分には、楽しい魚で大きさの割には引きが強く、
磯のチヌ釣りやグレ釣りの外道でかかった時には、外道ですが本命並みに楽しめたりします。(ええ、食ってくれて引きが強くて楽しめれば何でも良いのがホンネです。)
ところがこのアイゴちゃん、釣ってる時はいいのですが釣り上げた後に罠が待っています。
各ヒレに毒をもってまして、これに刺されると死ぬ!
なんてことはありませんが、ジーンジーンと響く様に刺された場所が痛み
その日の釣りにならずゾンビ状態です。
 その為、場所や釣り人によっては嫌がられる魚ですが、
ちゃんと処理してあげるととてもおいしい魚なんです!
釣り上げた時に直接触れずに、ヒレをハサミなどで切り落とし、内臓を抜いておくと
それほど臭くなりません。(臭いの原因の8割はこの内臓らしいです)
あとは持ち帰って煮付けるもよし、から揚げにして臭いを飛ばすもよしです。
皆さんもご縁があれば一度おためしあれ^^(って釣りする人以外はあまりないですね)
ああ、釣りにいきたい><

[マンボウ]

PageTop