香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2011年01月04日
謹賀新年
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
食べ物に関わる仕事をしている関係上、食品のヒットは気になります。
去年のヒットといえば、食べるラー油ではないでしょうか。
辛くて、油っこくて、味が濃くて、色んな食材によく合うのは分かるのですが、個人的にはくど過ぎる味が苦手です。
お菓子市場でも、濃い味のスナックなどは依然として人気があるようですが、ここ数年の不景気で疲れきった体には、ガツンとくる濃い味でないと食欲が出ないんでしょうか？
濃い味の食品は沢山ありますが、濃い香りを謳った食品はコーヒーなんかでは見かけますが、その他では少ない気がします。
かたや柔軟剤などのトイレタリー商品では、濃い？強い？香りの物が売れているようです。
大げさかもしれませんが、香りが商品価値を左右する存在のような感じです。
単純に香りを濃くした食品は、臭いがきつ過ぎて美味しくなさそうですが、トイレタリー商品のように、香りが商品価値を決めるような食品が、今年は増えればいいなぁと思う今日この頃です。
［にわかランナー］