香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2012年08月07日
夏です。
ようやく夏らしい暑さになってきました。
うちのカブトムシ君も大人になって出てきました。
ただ今年は、二世代目のカブトムシ君で、子供時代の土の栄養が悪かったのか、
みんな小さいカブトムシ君です。
これが自然状態なら、親のカブトムシが良い土を選んで卵を産むのでしょう。
その良い土の選択は、香りなんでしょうか?見た目なんでしょうか?
思うに、自然の餌である樹液のある森や林で、卵を産む親も沢山いるでしょう。ところが、畑の肥料になる堆肥に産む親もいますし、材木屋のオガクズに卵を産む親もいます。他にもいろいろいるでしょう。
カブトムシ君も先祖代々伝わる香りを感じつつ、場所を選び卵を産んでるのではないでしょうか?
実際は、カブトムシ君ではないのでわかりませんが、この空気に人間が感じない、いろんな香りが含まれてると思うと、まだ、人間ではわからない不思議な新たな香りがあるのかもしれません。
[カブクワ]