香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2013年02月26日
<寒いけど>
こんにちは。
この冬も寒いですね。太陽が出ている時間が少しずつ多くなってきているので、春の訪れもそろそろそのあたりまで(人や動物じゃないんだから)。
各人にとって、「春」って考え方はさまざまで、
受験生なら入学試験をパスしたとき、就活くんなら入社試験をパスしたとき、
などと喩えられるが、東北地方で被災された方々にとっては一人ひとり状況が違うので季節が巡ってきたからということだけで済ませることはできない。
あれから間もなく2年が経ちますが、同じ国に住んでいても間違いなく風化は進んでいると思う。現場ではがれきの処理がすすんで(現に、十分に手をつけられてない土地が山ほどあるのだけど)はいるが、まだまだ。
愚息を連れて、宮城・福島に行ってきました。被災した現地の駅、そこは駅舎も跨線橋、ホームも流され 「ここって?」
愚息はその中からホームに敷いてあったであろう点字ブロックのかけらを持ち帰り、震災の記憶として自分の部屋においています。
皆さんにとって本当の「春」をむかえられますように。
[44才おやじ]