香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2013年09月24日
ナマズ
最近、昔やっていたルアー釣りをやっています。特にナマズを釣りたいと思っています。ナマズは夜行性らしく夜出かけています。
トップウォーターというルアーで、水面を虫がおぼれているようなルアーで釣つています。しかし、回数の割に全然釣れません。
そこで、ナマズの習性を知るため、ふとしたことから手に入った12センチ位のナマズを飼うことに。
今まで読んだ本だと、小魚やカエル、虫などを食べる。そして、夜行性。目が悪いので、音や動きでアピールするルアーがいいと紹介されています。
そうなると、生きたエサが必要。よく釣りに行く川へ網をもって小魚を捕まえることに。飼っている小魚もいるんですが、さすがに毎日餌を与えていると慣れているので、それをあげる気にはなれず。捕まえることに。
何度も網を川に入れ、何とかすくった小魚が4匹。こんなペースじゃ、1日一匹で4日しか持たない。そこで、釣り具店に行きミミズを買うことに。
餌もそろい、早速あげることに。えっ、残酷?いやいや、人間も魚に肉を食べていると思いつつ小魚を水槽へ。ナマズのいる水槽に入れられた小魚は、ぐるぐる泳ぎ回っています。ナマズも何かいることに気付いたようで、ひげを上下に動かしています。小魚はナマズの存在がわからない様で、ナマズの口のほうへ自分から近ずいています。ナマズと1センチもない距離になった瞬間、口が開かれ、吸い込まれたのか、飛びつかれたのか、小魚があっという間に居なくなりました。思わず早っ!と一言。
自然界では、餌は簡単に取れないだろうと勝手に思い、残りは次の日に。
翌日はミミズをあげてみました。口元へ落としたので、あっという間にパクリ。
もう一匹のミミズを、離れたところに入れてみました。それは、ポチャンと音がしたせいか、連続で入れたせいか、同じ餌と判断したのか、ちょっと泳いでパクリ。
ここまでだと、ナマズは近づいてきたものに対し、あまり動かずにパクリと食べているようです。
そして次の日も餌を与えてみました。今度の小魚は、なかなかナマズの口元に近付きません。さすがにイライラして来たのか、同じ場所にいたのが泳ぎだしました。その瞬間、小魚に向かい襲いかかりました。しかし、空振りに。小魚はパニック状態で余計に距離を置いています。また時間がたち、またナマズが泳ぎだしました。小魚は落ち着きなく無茶苦茶な動きをしています。壁に当たったり大慌てです。そのうちナマズの口元へ、ナマズはすかさずパクリ。
もしも、小魚、ミミズが手に入らない時のために、試しに焼き魚を小さくして水槽の中へ。焼き魚なのでもちろん、泳ぎもしませんし、動きません。ただ、独特の匂い、香りを水の中に発しているのか、ナマズが、ひげを動かして焼き魚の側へ。そして、パクリ。動かないものも食べたと一安心。と、いう事は、動かなくても魚の香りなのか、肉の香りなのか、香りがするものでも釣れるという事が判明。自然のナマズも、魚の刺身や魚の匂いのするもので釣れるという事。
ただ今回は、虫の動きをするトップウォーターのルアーでナマズを釣りたいため、魚の刺身、焼き魚はなしに。やはり、水面でアピールし、偶然、腹をすかしてイラついているナマズが居れば釣れるという事に。今後も根気強く継続して楽しみたいと思います。何とか、冬になる前には釣れるよう頑張ります。
家のナマズは、顔もひょうきんでかわいらしいので、しばらくは、飼ってみようと思います。ほとんど、動きませんが、見ていると面白いです。
[カブクワ]