香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2014年09月23日
いろは歌
大変久しぶりに、「かるた」を思い出した流れで「いろは歌」を思い出しました。
いろはは、いろは組やいろは順のように使用したり、なじみある言葉ですが、いろは歌は、人生観や無常観、悟りを表しているものだとか、暗号になっているとか、とても興味深いものでした。
「いろはにほへとちりぬるを」は、漢字まじりで「色は匂へど散りぬるを」 となり、
色のイメージの匂いはあるなぁと読んでいましたが、続きが 散りぬるを なので、違うようです。解釈は様々でしたが、やさしい解釈では、花は美しく咲くがすぐに散ってしまう、とありました。古語辞典で、にほふは、香る以外にも、美しく咲く・美しく映えるなどと視覚的な意味がありました。つまりは美しいものは良い匂いがするということですね。
いろは歌の解釈は、読み手によって受け取り方も違いますので、ぜひ調べてみてください!
おわり。
[マサコ]