香り屋日記

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香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2014年12月23日

古から変わらぬもの

今年も残りわずかとなりました。2014年も様々な出来事があり、弊社においても新工場稼働をはじめ、新製品の導入や原料価格の高騰など目まぐるしい一年でもありました。
さて、例年の如く?今年も紅葉鑑賞に出かけてきました。場所は滋賀県の毘沙門堂という七福神の一人である毘沙門天を尊ぶ寺院です。
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夜の特別拝観とあって、ライトアップされた紅葉はいつもながら神秘的な景色を醸し出します。
一つ一つの葉を見るとしっかり鮮やかな朱色に染まっています。朽ち落ちた葉なのでしょうが、それには人々の目を引き寄せる力がありますよね。
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このように手に取ってじっくり見てみると、赤く燃えるようなエネルギッシュな手にも見えました。年を取って体力は衰えたが、まだまだ頑張れる!来年また会おう!と言っているような気さえします・・・雰囲気にも呑まれたのか、妄想が果てしなく広がりました(笑)

日本は四季の国。今年が終わっても、また来年もその先もずっと繰り返す不変のサイクルで季節ごとにその魅力を変える。そしてこの紅葉の景色も毎年毎年多くの人々を魅了する。
新しい時代、新しいモノも良いが、毎年変わらないからこそ魅力的であるものも貴重だと思います。
食品分野でもそのようなものが幾つかありますよね。長い歴史の中で変わらないもの、また歴史を重ねる事で築き上げられた風味。これらはいつの時代でも人々を美味しさで魅了するでしょう。そのような食品の風味にも関っていきたいと願うお寺参り?でした。
皆様、良いお年を・・・。

[カオリーマン]

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