香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2015年03月03日
バレンタイン
先日、娘2人とバレンタインチョコを作りました。近所の奥さん連中からは、娘から貰うはずのチョコレートを自分で作って世話無いなとバカにされますが、我が家では父親の役割です。
そんなチョコレートですが、食べているとハマってしまってやめられなくなった経験があるのではないでしょうか?
その原因は自分が食いしん坊なわけではなく、チョコレートの依存症にかかってしまったからかもしれません。
チョコレートの中には、煙草のニコチンのように依存性を示す物質が含まれているんだとか。
その物質はフェネチルアミン(フェニルエチルアミン、PEA)。チョコレートに含まれるほか、チーズや魚にも含まれていて、香料原料としても使われる香気成分です。
フェネチルアミンは脳内で作用し、快楽物質ドーパミンの放出を促し、恋愛をした時のような幸福感をもたらすらしく、これがハマる理由らしいです。
チョコレートを食べれば恋愛をした時のような感覚に陥るという事で、バレンタインにチョコレートをプレゼントするのは非常に理にかなった行動だなと思います。
一度食べるとやめられないチョコレートですが、砂糖と油の塊です。みなさん、食べすぎには注意しましょう。
[にわかランナー]