香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2015年06月02日
製造部員の苦悩
思い起こせば香屋日記が始まった頃、よくこのネタで香屋日記を書いていました。
帰りの電車で突然女子高生がクイズ合戦をやりだした事や、アベックが喧嘩、いや
彼女が一方的に怒り出した事等、今読み返してみると若い頃を思い出し、メッチャ
懐かしく思います。
で、橋本工場に移転し電車通勤から車通勤に変わり、仕事中に匂い(臭い)が付く事
など遥か彼方へと忘れ去られ、全く気にしなくなってました。
ところが先日、仕事の帰りに釣り具屋と漁港の下見の為、和歌山市内へ行った時、
晩飯を食べようと入った食堂でのエピソードです。
店員A:「なんか甘い匂いせ~へん?」
店員B:「ん?クンクン、するする!」
完全に油断していた船長。久し振りに味わうこの緊張感。
船 長:「ゲッ!最後にシュガーラクトン使ったからや~(´_`)」
店員A:「どこからやろ~?」
店員B:「こっちかな~?」
船 長:「頼むからこっち来んといてくれ~(。_。;)」
手に着いた匂いを隠すためそ~っとズボンのポケットに両手を入れる船長。
店員A:「なあなあ、あんたも来てみ~」
店員Aに呼ばれ、厨房にいた店員Cが登場。
店員A:「凄い甘い匂いするやろ~」
店員C:「お~するする。何の匂いや~!」
店員B:「米か~?」
船 長:「そんな訳無いやろ~!」
余りにもぶっ飛んだ意見に思わず心の中でツッコミを入れてしまった船長。
店員C:「蕎麦か~?」
船 長:「それも何でやねん!」
ここの店員の発想、恐るべし!
店員A:「何か腐ってへんやろな~?」
何やら食材の匂いを確認しだす店員達。
船 長:「そっちの心配かいな。メッチャまともやん(゚o゚)」
その後、店員達の捜査は続き、ちょっと申し訳なく思った船長。自首しようかとも
思ったが、「まあいっか」と逃げるように店を後にしたのでした<^ω->
[船長]