香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2015年06月16日
カーブチー
皆様、お元気ですか?香好娘の父です。
沖縄の柑橘類と言えば皆様が重い浮かぶのはシークァーサーではありませんか?健康ブームなどでこの本島でもジュースなど販売されていることはよく目にしますよね。しかし沖縄ではシークァーサーだけが柑橘ではありません。それがカーブチーと言われるミカンです。
カーブチーは沖縄の固有種の柑橘で秋の運動会の時期に収穫されるそうで、ミカン狩りとしてシーズンには行かれるようです。カーブチーは方言で皮が分厚いという意味ですが果肉部分はジューシーでシークァサーと違って程よい甘味がありさっぱりとしているそうですよ。
沖縄の土産物屋さんに行くとシークァーサーを原料に使用した飲料やお菓子などがそれこそ所狭しと並んでおります。それに引き替えカーブチー使用のものはほとんど見かけませんが飲料やカクテル類では見かけますし食べやすさから言えばお奨めの柑橘なんです。
皆様もこれから沖縄への旅行の計画がおあり方々、行ってみたいと思っている方々、沖縄に行かれる機会があればぜひ、探してみて下さい。これからはカーブチーかもしれませんよ。
[香好娘の父]