香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2017年02月28日
飲む点滴
明けましておめでとうございます、と挨拶していたと思ったら、もう今年も1/6が終わるんだなと気付いてびっくりしています。
残りの5/6もどうぞよろしくお願いします。
ここ最近、甘酒を飲んでいます。
体に良い成分が豊富に含まれることから飲む点滴と言われ、夏バテ防止のため夏場に冷やし甘酒も売られるほど注目されているのを皆さんもご存知かと思います。
また、ひな祭りに飲むイメージもあり、私も幼稚園で貰った記憶があります。
ちなみに昔のひな祭りは現在とは少し違い、女の子が主役というわけではなかったようです。また厄払いの意味合いもあり、紙で作った人形に厄を移して川に流したり、飲み物も甘酒ではなく白酒というアルコール入りのもので、もっぱら大人が飲むものだったとか。
それがお人形遊びをする女の子が主役になり、人形も流さず飾るようになったことで豪華になり、白酒も主役の子どもが飲める甘酒になり...と変化していったようです。
普段は冷やして飲むことが多いのですが、たまにはと温めて飲んでみました。
お米が原料なので、ご飯のようなお餅のようなほわんとした麹の良い香りが広がるのは良いのですが、甘さも相当引き立つ...個人的にはやはり冷やしてキュッと飲むのがいいかなぁという感じでした。
でも牛乳を少し入れると甘さが抑えられ、まろやかで美味しくなります。
ひな祭りが終われば、もう春です。
進学や就職など、新しい環境での生活は体調管理も大事になってきます。
皆さんも甘酒で美味しく栄養を取ってみてはいかがでしょう♪
[もっく]