香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。
2017年03月14日
ホワイトデー
バレンタインデーも終わり、あっという間にホワイトデーが近づいてきました。
3月14日を調べてみると、ホワイトデーだけではなく、円周率にちなんでパイ(π)の日、数学の日、ホワイトデーにちなんで美白の日、マシュマロの日、キャンディの日など色々な日になっていました。その他にも日本政府が初めて公式に認可したことから国際結婚の日というものもありました。
そもそもなぜ「ホワイトデー」が生まれたのか、少し調べてみました。
バレンタインデーが定着したことでそのお返しをしようという風潮が生まれ、これを受けたお菓子業界が独自の日を定めてマシュマロやキャンディ等をお返しの贈り物として宣伝販売するようになったそうです。これがホワイトデーの誕生(1978年)でした。
欧米では、「フラワーデー」とか「ポピーデー」といって、恋人同士が単純に贈り物をし合う日なんだそうです。むこうの習慣では、草木も芽生えるといい、花束などを贈ったりします。
そういった欧米の要素に、ホワイトは純潔のシンボル、ティーンの爽やかな愛にぴったりとの考えのもとに日本的な要素をアレンジし、「ホワイトデー」と名付けられました。
また、ホワイトデーを3月14日に定めたのは、3世紀のローマで恋愛結婚の禁止令に触れた若い男女がバレンタイン神父に救われ、神父が殉教(2月14日)した1か月後の日に、男女はあらためて永遠の愛を誓い合ったことに由来しているそうです。
自分にとって普通の日でも調べてみると意外な発見があるかもしれませんね。
ふみ