香り屋日記

ホーム > 香り屋日記 > 柑橘の香味

香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2026年05月14日

柑橘の香味

すっかり新緑の季節ですね。暖かい日差しと心地よい風に、爽やかな青葉の匂い。
個人的にはこの時期が1年の中で一番好きです。

さて先日、兵庫県にある「道の駅 播磨いちのみや」を訪れました。
両親の故郷がこの近くにあり、お墓参りや親せき付合い等の関係で私も時々訪問します。
「道の駅 播磨いちのみや」では季節に合わせていつもたくさんの柑橘類を販売しています。

柑橘類って本当に種類が多く、皆様もスーパーやデパート、青果店などで、ほぼ1年を通して何かしらの
柑橘系果物を目にする機会があると思います。

4月中旬に道の駅を訪れた時はデコポン、河内晩柑、セミノール、なつみ、せとか、清見、ブラッドオレ
ンジ(タロッコ種)、カラマンダリンなどが店頭に並んでおり、その中から今回は以下の4つを購入し、
さっそく味見をしました。以下は個人の感想です。

・セミノール → 酸味が強く、グレープフルーツ的な苦味もややあり。
・なつみ → 種回りがすごくS系化合物の匂いとメタリックな匂い。
・ブラッドオレンジ(タロッコ) →華やかさとねっとりとした甘さ。
・カラマンダリン → 温州ミカンのような甘味とやや柚子のような華やかさ。

産地や個体差もきっとあると思いますが、私が購入したカラマンダリンについては、俗に言うマンダリン
的(Anthranilate的)な華やかさはそれほど強くなかったです。

翌日会社に持って行き、開発メンバーでも試食をして、意見出しを行いました。みんなで官能評価をする
と、人によって捉えている香味特徴が違ったりするので、1つの柑橘に対しても色んな表現ワードが出て
きて、やっぱり勉強になります。

ニックネーム:DMK

PageTop